デジタルヘルス基盤を活用したブータンの新産業創出モデルの構築

共創テーマ

デジタルヘルス基盤を活用したブータンの新産業創出モデルの構築

対象国・地域

ブータン王国
(ブータンを起点としたインドなど他地域への展開も検討可)

課題

 ブータンでは生活習慣病が増加し、無料で提供してきた公的医療の持続性が揺らぎつつあります。若年失業率は20%を上回るなど、健康分野を含む新しい産業の創出も大きな課題です。

 JICA「政府のデジタル技術及びデータ利活用能力強化プロジェクト」を通じて、国内全病院の電子カルテを含む医療データ・行動データ・生活環境データ・世帯データなどを国民IDと紐づけるDigital Health Platform(DHP)の実証が進んでおり、複数データを統合した分析が技術的に可能になりつつあるとともに、これに紐づくバイオバンクの設立も検討されています。しかし、この統合データを活用した予防医療モデルの社会実装や、国内外の企業や研究機関が参画できる新産業エコシステムの形成は、まだこれからです。

実証検証のイメージ

以下一例とし、柔軟な提案を歓迎します。ブータンの新産業創出に向け、特定の技術等に固執せず、複数の企業や研究機関のコンソーシアムが現地のアクターとともに具体的な複数事業案を検討することを推奨します。

  • 統合データを活用した健康・予防モデルの設計
    医療・行動・生活環境データを前提に、「リスク層別化」「行動変容」「予防介入設計」等のモデル案や事業コンセプトの検討。
  • 生活改善・行動変容に関する小規模な現地検証
    睡眠・食事・活動量・ストレス管理などの軽い介入を試行し、紙モックや簡易プロトタイプ等でユーザーの反応や受容性を確認。
  • 新しいセンシング技術の小規模試行
    血圧計や一般的なウェアラブル以外の、「ストレス」「呼吸」「睡眠」「食行動」「腸内環境」等の新しいセンシングデバイスの試行。
  • ブータン発の健康サービス・研究テーマの共創
    Gross National Happinessや食習慣などの特徴、ブータンのNational Biodiversity Centreにて蓄積されている生物資源のデータと健康データを掛け合わせ、健康食品も含む今後のサービス設計や事業可能性を検討。

※ただし、上記の課題解決に繋がるものであれば想定している実証実験以外も受け付けます。

期待する実績・専門性

以下のような分野について、デバイスの有無は問わず、具体的な事業実施に繋がる分析・レポート型の提案も歓迎します。

  • 医療AI、行動変容AI、生活習慣データ分析の知見
  • 予防・生活改善サービス、UXデザイン、行動科学の活用実績
  • 新しいセンシング技術(ストレス、呼吸、睡眠、食行動、腸内環境等)
  • 医薬品、サプリメント、健康食品の研究開発や製品化に関する知見
  • 新興国・地域コミュニティでの協働経験があれば望ましい

※ただし、上記の課題解決に繋がるものであれば期待している実績・専門性以外も受け付けます。

JICAからご提供できること

  • DHPを活用した実証環境
  • ブータン現地の関連機関(保健省、GovTech、国立病院、医科大学、National Biodiversity Centre、政府系投資銀行、医薬品・健康食品メーカーやスタートアップ企業)、コミュニティヘルスワーカーとの接続
  • 現地調整、データ連携に関する支援

リバースピッチ予定

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